上上下下左右左右BA。
ゲーマーなら誰でも知っているコナミコマンド。
その生みの親であるプログラマーの橋本和久さんが、2月25日に永眠されたそうです。コナミの開発課に所属、グラディウス、沙羅曼蛇のプログラマーや、がんばれゴエモンのデザイナーを担当された方で、61歳でした。
コナミコマンドの誕生の逸話としては、ファミコン用タイトルとしてグラディウスを移植する際、デバッグ中のゲームプレイで難易度があまりに高い為、簡単にプレイできるように仕込んだもので、元々は開発者のためのコマンドだったといいます。
当時、ファミコンの裏技が流行っていたので、あえてそのコマンドを残した状態で発売したところ、後に話題になったということですが、ネットのない当時、一体どうやって広まったのか?
やっぱりゲーム雑誌と噂話?
当時のキッズのネットワーク網は、凄まじいものがありますね。
グラディウスのコナミコマンドは、スタートボタンでゲームを停止し、上上下下左右左右BAとボタンを押してスタートボタンでゲームを再開すると、いきなりフル装備になるというもの。
これは、結果的にキッズゲーマーへの救済策となり、隠し要素のEaster eggとしても画期的でした。
しかし、後にコナミコマンドがあまりに有名になりすぎたためか、SFCタイトルのグラディウスIIIでは、上上下下左右左右BAの旧来のコナミコマンドを入力すると、まさかの自爆!?をするという、ちょっと意地悪な仕掛けもあったりします。
(その代わり、上上下下LRLRBAというコマンドでパワーアップが可能)
このコナミコマンドは、グラディウス、魂斗羅、ビートマニア、サイレントヒル、ときメモ、ツインビーなどコナミのシリーズ作品で幅広く採用されました。
いわゆるチートコードの元祖ですね。
近年はシューティングが衰退してお目にかかることは無くなりましたが、上上下下左右左右BAのキャッチーさは今後も継承されていくことでしょう。(しらんけど)
コナミコマンド「上上下下左右左右BA」の生みの親であるプログラマーの橋本和久さんが、昨夜、亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。
— TECHNOuchi (@TECHNOuchi) February 26, 2020
We are saddened to hear about the passing of Kazuhisa Hashimoto, a deeply talented producer who first introduced the world to the “Konami Code”.
Our thoughts are with Hashimoto-san’s family and friends at this time. Rest In Peace. pic.twitter.com/vQijEQ8lU2
— Konami (@Konami) February 26, 2020