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ロールシャックでシャックるシャックる

映画版も観た。

まず、売店のオッサンとコミック好きの黒人少年や、新聞社の上司と部下のように、一応出てくるけど端折られているせいで、原作を読んでないと解りにくい描写だろうなという部分が数点あります。

原作をできるだけカットせずにというポリシーなのか、「原作読んだヤツだけが解る」的な描写に止めて端折るというパターンのようで、ナイトオウルとシルクがフクロウメカで火事から人を救出するシーンで、原作では救出後にお茶を出すというほのぼの描写があるのですが、映画ではお茶のコップをシルクが棚に入れているだけ(お茶を飲み終わった後片付け)だったりします。

初代ナイトオウルがちょんまげDQNに殺されるシーンなど、数点のカットシーンもありましたが。

カットされていて最も残念だったのは、レズのタクシー運転手とその彼女が別れ話をしてレズのタクシー運転手が未練がましい泣き言を言うシーン。これはハルマゲドンが始まる前にでも入れて欲しかった。

このシーンは、見た目が男っぽい女のタクシー運転手がしつこく食い下がって「別れる前にもう1回だけ寝たい。」とか男みたいな事を言っていて、なんかお前ちっちぇ~な!でもわかるよ~っていう良いシーン。まあ、本筋とは一切関係無いのでカットされても仕方ないのですが。

逆に映画化されて一番良かったと感じたシーンは、火星でのマンハッタンとシルクのやりとり。シルクがあいつの娘だと分かって発狂、掌底を巨大時計にぶちかまして破壊、破片をマンハッタンのバリアで防ぐ、このシーンはカメラアングルなども凝っているので映画の方が断然見応えがあります。その後マンハッタンが「あらゆる人間が奇跡だ」という名言をかまして、カメラが引いて、ニコちゃんマークという名シーン。

問題は、丁度このシーン辺りからションベンにスゲー行きたくなる事。

なんせ3時間もあるからね。