バーチャファイターの新作は原点回帰できるか?

Vf6

SEGA設立60周年記念企画として、あの「バーチャファイター」が復活するらしい。

これには、ネタ抜きで「10年遅いんだよ!」と言いたくなる人も多いと思うけど、素直に喜んでおこう。

バーチャーシリーズのラストとなった「VF5FS」がリリースされたのが2010年のことだから、もう10年前にもなる。主要キャラだったアキラやサラはDOA 5に出稼ぎに出ていたりして、完全に終わってる感が出ていたけど、今更復活して大丈夫なのか?

新作は、今の時代に沿ってeスポーツ向けに開発するというけど、タイトルは「バーチャ6」になるのかな。

リブートした完全新作になるのか、5FSベースになるのか?

伝説的タイトルの「バーチャファイター2」に関しては、現在のeスポーツの始祖とも言えるシーンまで作り出したものの、結局アジア圏止まりだった。プロゲーマーとして収益化できていたのは、バーチャ1からやっていた先行者利益で注目されていた一部の鉄人のみ。

このシーンはゲーセンから自然発生的に出来上がった偶然の産物という感じで、今の企業が先導するeスポーツとは全く違っていたが、だからこそ盛り上がった所がある。

シンプルなゲーム性は、これまで格ゲーをプレイしていなかった層にもウケた。学生、リーマン、チンピラや社会不適合者まで幅広くプレイしていて、隣町から遠征してくる奴らが居たり、今の室内にこもってカタカタやるeスポーツシーンとは真逆のストリート感。

今からじゃあ、それは戻ってこないだろう。
ゲーセン自体がオワコンだし、そもそもこの新作はコンシューマーかPC向けだろうし。仮にスマホ向けでも別に驚きはない。

バーチャといえば、誰でも遊べるシンプルな操作性とちょっと大味なゲーム性、これまで見たことのない格闘術を使うキャラクター、リアルだけどシンプルなグラフィック、爽快なSE、透明感のあるBGMが良かった。そういう意味でも、バーチャシリーズは3tbまでとそれ以降とでは全く別物になる。

その頃のバーチャまで原点回帰できるのなら、逆に新鮮かもしれない。eスポーツ向けタイトルにするということなので、もっとシンプルにしてもいいくらい。

それにしても、あれだけ人気だったバーチャが廃れた理由はなんだろう?

4から導入されたカードシステムで戦績表示がされるようになったこと、ちんどん屋みたいなクソダサカスタム衣装で小銭を稼ぎ出したこと、鉄拳を意識してヒットエフェクトを入れてしまったこと、重厚さを演出しようと壁コンボやバウンドコンボ主体になったこと、エル・ブレイズやサル女のような相手に押し付けるタイプのキャラクターを入れてしまったことなど色々と思いつくけど、一番の理由は、新規お断りなゲーム性になってしまったこと。

技やキャラクターの増加、避けながら複数の投げ抜けを入れるのが基本テクニックになったことなど。

このせいで、読み合いやゲームを楽しめるようになるまでの敷居がものすごく高くなってしまった。

これって、バーチャの初期コンセプトとは真逆だしね。

そんな末期にリリースされた5FSは、実はプレイしてみるとそこそこ面白かったりする。一時期、Xbox 360版をずーっとプレイしていたけど、やっぱりリリースから1ヶ月もするとプレイヤー人口が減ってきて、そうなると同じやつとばかりマッチングするようになってしまって、またお前か状態になり気持ち悪いので辞めてしまった。

あれでプレイヤー人口が多ければ、それなりに楽しめたんじゃないかなと思う。

PS3版では今でもそこそこ人がいるらしいけどね。

というわけで、原点回帰するにしろ5FS路線で行くにしろ、バーチャの新作はちょっと楽しみに待つことにしよう。

昭和50年男 2020年9月号 [雑誌]

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Source: セガ設立60周年記念企画「バーチャファイター×esportsプロジェクト」が始動!