(離れて見たら綾波レイに見えるよ?)
先週エヴァ破、観てきました。
初日がシネコンのヲタ率がスゴい事になっていたようでその評判を耳にしていたので、ちょっと心配だったのですが、流石にピークは過ぎたらしく、客層はカップルや家族連れ、パチンコでファンになったっぽい男集団などの方が多め。
しかしそこは流石、エヴァンゲリオン劇場版ですね、運悪く隣に座った人が風呂に入ってないのか汗をかいたまま放置したシャツを着ているのか、生乾きの雑巾っぽい酸っぱい刺激臭を漂わせている方で、正直映画に集中できずという状況がそこにありました。梅雨時の天候も影響しているとはいえ、この臭いにはさすがに閉口。
劇中で「綾波の匂い、母さんの匂い」や「海って生臭いですね」など「匂い」というキーワードが度々出てきても、酸っぱい蒸れて発酵した雑巾しかイメージできませんでした。
(ぶち切れた初号機)
さて、匂いの愚痴はここまでにして、映画の感想というか、良い部分と微妙だった部分を箇条書きで並べてみます。
良く感じた部分
- ミサトの着信音がキングギドラ?のSEで、これはロボットアニメではなくウルトラマンや怪獣映画の延長線上にあるアニメであることを分かり易く比喩している。
- シンジが綾波を好いている事が直接的でわかりやすい。
- アスカの根無し草さが際立っていた。
- シトの行動やEVAの戦い方などに若干の変更があって、違いを探すのが楽しい。
- メガネ女が、弐号機を「ビーストモード」にする。「人を捨てる」とか大袈裟いう割には、ゼルエルには全く歯が立たずボコラレる。ザ・噛ませ犬。こうなると、かけてるメガネも安物っぽくみえてくるから不思議。
- ゼルエルが零号機をバツン!と食って頭だけ「ぷ!」と吐き出すシーン。
微妙に感じた部分
- 新キャラのメガネ女の台詞や行動がいちいち寒いというか、ヲタ臭い。登場していきなり説明台詞全開だったり「腕一本くれてやる!」はちょっと引く。腐女子用のうぬぼれ鏡キャラなのかも。
- 「今日の日はさようなら」と「翼をください」の挿入歌があるシーンは歌が邪魔。
- 「今日の日はさようなら」はオリジナルバージョンならまだマシだったかもだけど、声優が歌ってて、わざと?幼稚な歌い方をしている。これなら挿入歌は無しで、SEだけの方が締まったはず。それに「今日の日はさようなら」は、どうしても深夜の馬鹿力の「いつまでもたえることなく友達でいようコーナー」を思い出してしまうというのもある。
- 上記の理由から、(宇多田の歌を除いて)音楽のチョイスは旧作劇場版の方が遙かに良かった。