PS5本体が、2月1日より通常販売を開始している。
すでに、ジョーシン、ノジマでは通常販売が告知されている。
発売以来まともに店頭販売されたことが無いと言っても過言ではないPS5本体、やっとまともに買えるようになりそうだ。
っていうか、それが普通だからな。
今までが異常だっただけ。
PS5本体品薄の流れ
発売初期の品薄は、コロナの影響で中国や台湾の工場が止まって半導体不足になっていたことが原因とされている。その頃はNintendo Switchですら高値転売されるほど品薄状態になっていたので、PS5本体特有の現象ではないが、その頃からからすでに抽選販売が導入されていて、入手は困難となっていた。
ただ、この頃はまだ抽選には当選しやすい状態だった。
その後、中国で需要が高まったことで中華買取りショップでの買取価格が上昇すると、抽選に応募する転売屋が急増したことで、なかなか当選しない状態となった。円安が1ドル150円の天井をつけた頃、中華買取価格もピークに達してPS5本体が1台8万円超の買取価格になっていた。
家電量販店で購入したPS5本体をそのまま中華買取店に持ち込むだけで2万円の利ざやを稼ぐことができるということで、ニワカ転売ヤーも急増!その結果、空前絶後のPS5品薄状態に陥ったわけだが、12月に入ると円高傾向になり、中国はゼロコロナ政策を急遽終了させたことで工場の操業が開始され供給量が増えると、中華の買取価格は一気に大幅ダウンした。
12月後半には、同梱版の本体がゲリラ販売されるようになる。
なぜ通常版の在庫はないのに同梱版だけあるのか?
その理由は、中華買取では同梱版の評価が低く買取価格が定価割れするために、同梱版は転売ヤーにスルーされた結果在庫が余ったからといわれている。通常版は買取価格が大幅ダウンしたものの、まだちょっと稼げるので依然として品薄状態になっていた。
しかし、1月に入るとまとまった入荷が行われるようになったことで、通常版を店頭でゲリラ販売する大手家電量販店が出てきた。Amazonではまだ招待販売となっているが、転売価格は完全に落ち着いたので、そろそろネットでも普通に買えるようになるかもしれない。
最後に、2月1日の中華買取価格をチェックしてみた。
- PS5:61,500円
- PS5デジタルエディション:52,000円
在庫が完全復活した通常版は、+1,000円となっている。
ほんの2ヶ月前までは+20,000円だったものが、ここまで下がるとは。
中華買取店の仕組みは、単純に中国の富裕層向けに輸入代行をやっているのではなく、円安を利用して稼いでいるという話なので、昨年秋の買取価格は、PS5本体の供給量不足と円安のピークが組み合わさった奇跡的相場だったということになる。
ちなみに、PS5は年内に小型化された新型モデル登場の噂もある。
現行モデルはとにかくデカくて重い。
関東版の桜餅のようなデザインもダサいし、Xbox Series Xのようにシンプルデザインに生まれ変わることを期待したい。