先日、ミストがWOWOWでやっていました。
グリーンマイルの監督フランク・ダラボンが監督・脚本をこなして、原作がスティーヴン・キングという映画。
サイレントヒルの元ネタでもあるということで、観てみました。霧に包まれた田舎町、霧の中から出現する「物体X」は、さながらサイレントヒルを思い起こさせます。主人公の選択が全て正解であるという映画ではないので、不条理からくる虚無感があって、物語の中に引き込まれます。下手くそなホラー映画にありがちな「暗闇でごまかす」部分が無かったのも、真っ向勝負という感じがして良かったです。
それでもちょっと嫌だなと思った部分がある
- 外にヤバイ化け物が居るって判ってるのに、ガラス窓の近くでライトを点けて手羽先を食ってるオッサン。
- 虫が集まって来た時「奥のライトを付けろ!」とかいって、ハロゲンのライトを点けてまわるオッサンの謎の行動に違和感。(案の定、虫とかがいっぱい入ってきてカオスになるお約束。)
- たいまつを持ったまま、すべってコケて炎上する人。(薬を取りに外に出なければならないというストーリー上の展開の為の生け贄。)
- 宗教女の意気揚々とした演説シーンがあまりにも長くてウザい為、繰り返して何度も観たいなとは思えない。
良かった伏線
- 物体Xのジャケ絵=シャッターからのタコ足=(一体どういう化け物なんだ?)=ラストのマンモス
- キ印のウザい宗教女=化け物には生かされる=でも人間には殺されちゃった
- 子供が8歳なのおばちゃん=スーパーの連中は誰も手を貸さなかった=ラストの主人公とおばちゃんの対比
注意事項
- 超リアルなマダニっぽいのがいっぱい出てくる。